【衆院選2017】政権交代?矛盾を抱える『希望の党』ド素人の若狭氏に感じる不安

出典:朝日新聞社

先月、衆議院解散となり、野党のドタバタ再編劇が繰り広げられているが、そのキッカケを作ったのは小池百合子(東京都知事)が率いる、新党『希望の党』。

今回の解散総選挙を機に、小池氏の側近である若狭勝氏を初めとした、民進党離党者が中心となって立ち上げられた分けだが、都知事選から都議選に至る小池氏の影響力に、与党以上に野党が戦々恐々、政局が活発化している。

政権交代は目指さず?若狭氏のド素人発言

『希望の党』の出現により、野党第一党である民進党が分裂の様相を呈しているのだが、政局的には非常に面白い展開となり、ようやく野党再編の動きが本格化したという感じである。

自民党の1強が叫ばれる中、政権から失脚してからも一向に信頼を得られず、死に体の民進党にあって、むしろ遅いぐらいの動きなのだが、安倍政権の誕生以降、まともに対峙出来る野党が存在しないことは国民にとっても不幸であるため、今回の政局は単純に歓迎したい。

だが、小池氏のやり方や、希望の党のスタンスには少々納得いかない部分もある。

<若狭氏「政権奪取は次の次」 「政権選択選挙」とせず?>

若狭勝・前衆院議員は1日のNHK討論番組に出演。党として政権奪取をめざす時期について、「次の次(の衆院選)ぐらいの時」と述べた。

出典:朝日新聞

さすがに急ごしらえの寄せ集めで、何の実績もない新党に政権を任せるほど国民は愚かではないだろうが、民進党の議員を選別して受け入れるという方針を打ち出し、過半数を取れるほどの議員を擁立するという事は、第一党になる可能性がある分けなので、こういう事は思っていても口に出してはいけないし、何より無責任だ。

<過半数擁立し政権交代=国政進出は否定―小池・希望代表>

希望の党の小池百合子代表(東京都知事)は2日、時事通信のインタビューに応じ、衆院選について過半数の候補者を擁立し、政権交代を目指す考えを示した。

出典:時事通信社

<維新・松井代表「若狭さんの発言は未熟、有権者が混乱」>

若狭さんは政治の世界に入ってまだ短期間で、発言についてはちょっと未熟なところがあるんじゃないか。

選挙やるときに「次の次」と言っても、有権者は「なに言ってるの?」と思われると思う。発言の意図は僕には分からないし、若狭さんの発言は逆に有権者を混乱させているんじゃないか。

出典:朝日新聞

小池の親分や、希望の党と東京や大阪で選挙協力をする、日本維新の会の松井代表から、速攻で修正、ツッコミを受けているわけだが、これでド素人ということがバレた若狭氏は、やっぱり小池氏の「金魚のフン」でしかないのか・・・

この程度の人材が党の中心でいることが、党自体の未熟さを証明している。

今の小池氏には誰も意見出来ないという状況も、今後の党運営に不安を残す・・・

出馬しない小池氏が政権交代を目指すのは疑問

良くも悪くも、希望の党の顔は小池百合子氏である。

党首なので当然なのだが、ハッキリ言って、小池氏ありきの党であることは否めない。

当然、有権者は投票する際、小池氏を支持するかしないかで判断することになるので、希望の党の躍進により、彼女が言う「政権交代」が現実となれば、首相に指名されるのは小池氏というのが筋である。

少なくとも、その可能性があるのなら、小池氏は出馬するしか選択肢はないはず。

それでも、未だに出馬をはぐらかしており、そういった態度に対する不信感や、疑問の声は大きい。

ただでさえ、若狭氏のような、何の実績もない底辺の議員が、民進党からも大量に流入してくる党なので、実力者は皆無と見て良いだろう。

それでも、実際に「政権を取った時」のことをシミュレーション出来ない党が「政権交代」「政権選択」を謳うのは、有権者を馬鹿にしているし、無責任極まりない。

◇  ◇  ◇

右も左もごちゃ混ぜだった民進党が割れて、野党の再編が進むことは、これから先、二大政党を睨むうえではプラスとなるだろう。

ただ、希望の党を初め、今の野党が「政権云々」いうのは、幼稚(ごっこ)に見えて仕方がない・・・

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