【ノーベル賞】なぜ韓国は取れない!期待しても受賞どころか候補さえ居ない?

 早いもので、今年も『ノーベル賞』ウィークがやってきた。そして、ノーベル医学生理学賞を、大隅良典(東京工業大栄誉教授)が受賞し、日本人にとっては嬉しいニュースとなった。

 これで、日本人から3年連続の受賞者が出たことになり、今や、そこまで小躍りするほどのニュースではないのかもしれないが、やはり、そこは世界最高の栄誉ある賞。難しいことは分からなくとも、その響きには重たいものがある。

ノーベル賞の数は国力を表す?

 特に日本の隣国である中国と韓国では、こういった意味での関心が異常に高い。歴史的に、科学または化学の研究は欧米諸国がリードしており、アジアや、その他の地域ではノーベル賞(平和賞や文学賞を除く)など、無縁の国がほとんどであるため、欧米の先進国に追いつく、一種のバロメーターと考える新興国は多い。

 そして、欧米以外の国で、一番多くの受賞者を出しているのが日本であるため、同じアジアの中国、韓国が反応するのは当然と言えば当然かもしれない。

 その、科学(化学)系の受賞者数を国力として数字にした場合こうなる。

 日本(22)中国(2)韓国(0)

 中国は少々複雑で、中華民国(台湾籍)などを含め、韓国紙(中央日報)では9とされているが、厳密に、中華人民共和国(中国籍)に限れば1、元中国籍の1人を含めると2ということになる。

 日本は、アメリカ国籍を取っている2人を含め22となる。

 これを見ると、特に韓国では毎年「ノーベル症」と言われる程、この時期になるとデリケートな話題となるのも分かる。

 そこには、研究者の意思など関係なく、国の面子(国力)を示すうえで、今だ0であるという現実がコンプレックスの塊となっているようだ。

ノーベル賞は後の結果であり、探求心の賜物である

 韓国の研究費は世界一らしい(GDP比)。それでも「なぜノーベル賞が取れないのだ!」と、毎年のように日本を引き合いに出し嘆いている。

 サムスンのように、一企業では日本の企業を凌駕するほどの成長を見せ、もはや、日本など先進国に追いついたとの論調や意識もある中、すべての基礎という面では、先進国の作り上げた(生み出した)ものの上に乗っかっているだけだという現実に引き戻されるのが、この時期なのだ。

【社説】基礎科学を育成できなければノーベル賞は永遠に他人の祭り=韓国
【社説】研究費世界一の韓国になぜ科学分野ノーベル賞受賞者がいないのか

 今回、受賞した大隅良典氏はこう言う

「基礎研究だけで良いわけではないが、基礎研究がないと新しい進歩はない」「応用研究と同じ価値判断で評価されると、基礎研究は非常につまらないものになってしまう。基礎研究は先が分からないから面白い」

出典:日刊工業新聞電子版

 応用研究は言わば実用化だ。成果を出すには手っ取り早い。しかし、それも基礎研究があってのもので、分からなかったものが分かるようになる、0を1にする作業が無ければ何も生み出されないのだ。

 だが、世の中の役に立つようになるのが100年後かもしれないという先が見えないのも、また基礎研究である。すべては研究者の探求心、好奇心から始まり、国や誰かに指示をされてやれるものではない。目先のノーベル賞欲しさに、国が研究費を出して尻を叩いても、どうにかなるものではない。

 もちろん、国の金銭的な支援は必要だ!

「すべてを文部科学省に頼るのではなく、基礎研究を支える新たなシステムが必要だ」「年間100万円のお金があれば、やりたいことをやれる研究者が日本にはたくさんいる。言葉は悪いが、もう少し研究費をばらまいてほしい」「小さな芽をたくさん育てなければ、大きなとんがった成果は生まれない。日本の国力なら十分できるはずだ」

出典:日刊工業新聞電子版

 金と根気

 そもそも、基礎研究の歴史がない国に「ノーベル賞が欲しい、欲しい!」と期待されても財団は困るだろう。実際、韓国は、資金の多くを応用研究や、流行りものに飛びついたような目先の研究に向けられ、根気がないようだ。

 日本は、1949年に湯川秀樹氏が物理学賞で初めてノーベル賞を取ってから、すでに70年近く経っている。しかも、戦後まもなくの混乱期に、敗戦国である日本から受賞者が出たことが、どれだけ凄いことか。それは、明治以降からの西欧を意識した教育、科学の下地があったからこそで、昨日、今日に突然生まれた人物ではないことを知るべきだろう。

 そして、研究の成果を評価するうえで人種は関係ないということ・・・

 いつも、韓国各紙では自己分析をされるのだが、そういった基礎のなさは指摘されている。しかも、発表が終わってから、そもそも「受賞どころか候補リストにも挙がっていない」とまで書かれる始末。それでも毎年過度に期待するのだから、少しでも可能性があると持ち上げられた研究者の心中は・・・

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