【加計問題】痴漢冤罪と同じ?「そんなはずはない!」と決めつける報道の危うさ

「疑われてしまったら、疑惑を晴らすことはほぼ不可能」

痴漢犯罪は元より、そこと表裏一体となって社会問題化しているのが冤罪である。

違法となる材料は皆無なのに

かつて「政治と金」に絡む、事件や疑惑で世間を騒がしたことはあった。

しかし、今回の「森友」しかり「加計」で取り上げられている疑惑と言うのは、首相、または首相夫人が「誰々と親しい」「関係があった」というだけで、いわゆる「人の心」に踏み入って、怪しいからと騒いでいるという、なんとも滑稽な状況が半年も続いている。

こんなことは前代未聞だろう。

報道が、普通、友達だったら「こうするはず!」や「知ってるはすだ!」というような、下世話な捉え方で、考えを押し付ける「井戸端的」な取り上げ方をし、追求を繰り広げている。

事実「忖度」と言うものは、政治の世界だけではなく、一般社会では当たり前のように存在する「処世術」であり、そこに良いも悪いもない。

当然、政権の方針、意向を汲み取り、いちいち言われなくても迅速に動くということは、役所の当たり前の仕事のはずだ。

政治主導を望んだのに忖度は否定するの?

かつて、役人(官僚)主導で国が動いていることに「国民の意思が反映されない」また、天下りや、責任を負わない公務員の体質が問題視され、選挙で選ばれた政治家が主導する「政治主導」にするべきだという認識は、メディアを含め、多くの国民が持っているはず。

そして、声高に「政治主導」を掲げた民主党が政権を取った。

だが、与党経験のない議員ばかりで、無知な民主党は「官僚主導」に切り込むも、役人より知識がないにも関わらず、高圧的でいれば政治主導になると勘違をいし、単なる空回りで終わってしまった。

結局、どんなに政治家の方が主導権を握りたいと思っても、一貫して専門分野に携わっている役人の方が、知識量も豊富で、専門性が高いのは当然だ。

「政治主導」とは、政権(政治家)が、どうやってスムーズに各省庁(役人)を動かすのかということ。

当然、そこには「忖度」というものが生まれるが、それにより事はスムーズに運び、スピードアップを図れる。そして失敗すれば政権(政治家)が責任を取る(取らされる)というのが健全な政治主導。

もちろん、意思決定をする際の透明性と言うのは重要で、今回の問題も関わった省庁による不備があったのは確かだが、重箱の隅をつつくように、政権を「憶測、推測」だけで追求するのは、とても賢いやり方とは思えないのだ。

痴漢冤罪と同じ?決めつける報道の怖さ

想像力が豊かな元タレント知事や元官僚、怪しい政治アナリストなどがワイドショーなどに出演し、疑惑の解説をして稼ぎまくっているが、個人的な推測で話をしていることに凄く違和感を感じる。

単に「視聴者を引き付ければ良い」というように、大したことのない問題を大げさに騒ぎ立て、報道とエンタメを混同したかのような昨今のメディアは、その権力によって世論誘導することが出来るのだ。

それによって「議会制民主主義」が破壊されることもありえるということ。

そういう怖さも、有権者は認識していなければならない。

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