【B’z】サポメン変更で傷つくブラザー(2)すれ違いはなぜ起こった?その先へ

まさに晴天の霹靂とはこういうことか。もはやB’zが2組であることさえ忘れてしまうかのような、バンドとの一体感は何物にも変えがたいと思っていたファンも多いことだろう。それくらい、サポートメンバーを含めたチームB’zが出来上がっていた。

そんなバンド(ブラザー)を引き裂くかのようなサポートメンバーの一新というサプライズ発表にやはりと言うべきか・・・

突然の別れに戸惑うファン、そして当人も?

そんなファンが受けたショックをさらに増幅させたのが『バリー・スパークス』の怒りの声だ。

「家族なのにあっさり切られた」B’zの元サポートメンバー、突然の解雇を告発?
出展:リアルライブ

新たなサポートメンバーが発表されてから、バリーは怒りとも取れる内容の言葉を自身のインスタグラムに投稿をしたのだ。

「自分たちは10年サポートしてきた家族なのにあっさり切られた」

「私たちはB’zを何年間も支えてきたのに、 彼らは私たちのハードワークに対する尊敬や礼儀が全くなかった」

筆者も一連の流れは追っていたが、だいたいこの記事に書かれているような強い不満があることを強く感じるもので、それは「fake brotherhood」と言うワードにも現れていた。(B’zファンの間では、ファンやB’zとの繋がりをブラザーといい、その象徴として「brotherhood」(ブラザーフッド)という曲もある。)

まさにファンが大事にする心の繋がりを示す「brotherhood」という言葉を揶揄したことで、ファンにも同様が広がった。

一方、ドラムのシェーンは自身の意思ではないことや複雑な心境もつづられているが、B’zに関われたことへの感謝や、メンバーへの思いが込められた投稿(Facebookでより多くを語っている)を行い、ファンを安心させている。

メンバー交代の裏で何があったのか・・・

バリーの一連のB’z側への不満、批判するかのような投稿は程なくして削除された。

おそらくB’z側から何かしらのアプローチがあり、本人が納得したのかは分からないが、何とか着地点は見出したのだろう。

そして、ファンのザワつきを打ち消そうとするかのように、B’zの2人を含めたメンバーの名前を上げて「ブラザー、ファミリー」だと改めて投稿。

日本は第二の故郷(ホーム)的なことや、いろんな感情があること、すばらしい思い出があることに触れ「apologize」という言葉を使い謝罪している。

またハッシュタグに「#Bz、#Bz2019」などをつけている事から、一応はこれで治めたい(B’zとの関係を悪化させたくない)という意図は感じ取れた。

参考(追記)
当初の批判めいた投稿や「fake brotherhood」というワードに関して、彼(バリー)の奥さんが一部のファンから「バリーがB’zを裏切った」的なことをダイレクトメッセージ(DM)で受けたことから「そのファンに対して放った言葉」だったと、さも誤解を解こうとするかのような内容の投稿が、奥さんのアカウントの方で確認されている。

当初からバリーのアカウントは奥さんが投稿することもあるという情報もあったが「バリーがいなくなると悲しい」というコメントへの返しに「自分も悲しい、でもB’zは~だから」的な感じで「fake brotherhood」を繰り返し使っていたので、一連の流れから明らかに主語はB’z側で、さすがに奥さんが一部のファンに対してというのは考えにくい。

ただ、そういった対応(言い訳?)をするところを見ると、感情的になったことを後悔し、なんとか取り繕うとしているのは感じる。それがバリー本人なのか奥さんが気を利かせたのかは分からないが・・・

こうしてバリーの怒りとシェーンの感傷的なコメントを見ると、B’z側とサポートメンバー側の受け止め方の違いが見え、シェーンの丁寧なコメントにも彼なりの主張が垣間見える。

僕たちが一言で終わらされてしまうような存在ではなく、感謝や賞賛、尊重されるに値する、それ以上の存在であると思っています。

おそらく、ここらへんはバリーが感じたことと同じなのだろう。

要は、彼らへのリスペクトが足りない、またそう受け止められてしまうような対応をB’z側がしてしまったということだ。ただ、それはどちらが悪いとも言えず、捕らえ方、考え方に相違があったということだろう。

すれ違いは文化の違いか

B’z側からすれば、単に「今回のツアーはメンバー変えてやってみようか」くらいの感覚で、それは決して「今後はもうバリーやシェーンとはやらない」とか「切る」という話ではなかったはずだ。そもそも本来B’zはそういうユニットで、サポートメンバーをそのつど変えていくというスタンスである。

実際、レコーディングも含め、参加したサポートミュージシャンは数知れずいるのだ。

だが、2008年からギターの大賀氏や増田氏を含め、あまりにも長い間、固定されたメンバーで行動してきたことで、サポートメンバーにも仲間意識が芽生えてしまったことが、今回の「感情のもつれ」に繋がったと考えられる。

日本人メンバーならB’zの形態や、松本、稲葉両氏への理解度も高いことから、こういった変更も理解できるだろうが、結びつきを強く感じてしまった外国人メンバーには「ドライすぎる」ところがあったのかもしれない。そこらへんはB’z側の配慮が足りなかったと言わざるを得ない。

そこにはまた、文化という違いもあるだろう。

日本人は感謝や尊敬を言葉にすることは欧米人に比べれば少ない。

例えば、夫婦間でも「愛してる」なんて日本人は言わなくても分かるだろ?という考え方を持つが、愛情を言葉に出す文化の欧米人にはなかなか理解されない。ということは指摘される部分である。

もちろん、一緒に仕事をしている間は家族のような関係を築いていたのだろうが、最後にこういった文化による感覚の違いから誤解を生んでしまったことは非常に残念だ。

外国人との付き合いに慣れているはずのB’zも、さすがに「やっちまった」といったところだろう。

2人組の利点を忘れていたB’zが再び変化を望んだ時

おそらく、今回の発表がサポメンの変更ではなく、逆にシェーンとバリーを正規メンバーにして「B’zを4人組にする」という発表だったらファンは歓迎したのではないか?

それくらい、この2人はフィットしていたし、ファンからも愛されていた。何より彼らがB’zに捧げていたものは大きかった。

だが、一方で「マンネリ」を感じていたところも正直ある。

メンバーやスタッフはどう感じていたのかは分からないが、長く固定メンバーでやることのデメリットはそこだ。そういう意味で柔軟性を持たせているのがB’zというユニット形式だったわけで、近年はそのメリットを生かしきれていなかったのも確か。

30年で区切りを付け、新たな刺激を求めるのは自然な流れなのかもしれない。

そうして、改めて新サポートメンバーを見て感じるのはやはりとてもチャレンジングだということ。

ホワイトスネイクの元ドラマー『ブライアン・ティッシー』に、世界的に注目される若手女性ベーシストの『モイーニ・デイ(Mohini Dey)』

【モイーニ・デイ】

特にモイーニ・デイは、若さもそうだが、女性のベーシストというのはビジュアル的にもインパクトは大きい、今年のB’zに何をもたらすのか楽しみでしかない。

その他、キーボードにはあまり実績の無い若者を起用しているところから見ても、バンドとして未知数ではあるが、何か思いがけない発見、サプライズを求めているようにも感じる。

また今年はツアーに加え、サマーソニックでは日本人初のヘッドライナーを務めることも発表されており、この新しいメンバーと共にステージに上がる姿を想像するだけでワクワクする。

31年目のスタートに、少々ザワつくこともあったが、安定を捨て、新たなチャレンジをすることに舵を切ったB’zからは目が離せない事だけは確かだ。

◇  ◇  ◇

~あとがき~

シェーンは約17年、バリーは約10年、これだけ巨大なプロジェクトに参加していたものを簡単に手放すとなると人生にも大きな出来事だろう。いくらサポメンだからと巻き込んだ側にも責任がある。

そこは今後も彼らとの関係は切ることなくケアは必要だ。

それに新しいサポートメンバーに対する期待は大きいが、特にベースのMohini Dey[モイーニ・デイ]は若干23歳の女性だ。実力は疑いの余地は無いが、タフなツアーを安定してこなせるかは未知数な部分が大きい。

今回のメンバーを見ても、長く固定するという意図はないだろうから、当然この先も「バリーやシェーンの力が必要な時は必ず来る」ことはB’z側も理解はしているはず。そう考えるとバリーを怒らせてしまったことは、もしかしたらB’z側からしても想定外の出来事で、結構焦ったのではないかと・・・

とにかく、今回の騒動でサポートメンバーへのリスペクトについて考え直すキッカケにはなるだろうし、そして近い将来、バリーとシェーンが笑顔で再会したブラザー(B’z)との写真でも投稿してくれたならば、それだけでもう言葉は要らない。

前編 ⇒【B’z】サポメン変更で傷つくブラザー(1)

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  1. 2019-2-1

    【B’z】サポメン変更で傷つくブラザー(2)すれ違いはなぜ起こった?その先へ

    まさに晴天の霹靂とはこういうことか。もはやB'zが2組であることさえ忘れてしまうかのような、バンドと…
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