【B’z】サポメン変更で傷つくブラザー(1)シェーンとバリーがもたらした本物

昨年30周年を向かえた『B’z』。9月22日の味の素スタジアムで<B’z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI->のファイナルを無事に終え、30周年記念の巨大ライブツアーを終えた。

活動サイクルから今年はソロでの活動も予想されたが、昨年のツアーファイナル後には新アルバムの制作が告知され、またドラマやCMでは新譜が流れるなど、B’zが31年目も止まることなく精力的に活動するということにファンは安堵していたところだったが・・・。

今年もライブツアー開催!でも何かが違う?

今年の年明け早々、31年目の新たなスタートを匂わせるかのように、B’zのロゴと共に「#Bz2019」というハッシュタグと日付の広告が各地で確認され、今年のライブを期待させるものとなっていた。

そしてその期待通りに今月20日、ライブツアー「B’z LIVE-GYM 2019」が6月から開催されることが発表された。

昨年デビュー30周年を迎えたB’zが今年行う全国ツアーでは、6月8日の鹿児島・鹿児島アリーナ公演から9月10日の福岡・マリンメッセ福岡公演まで16カ所36公演が行われる。

出展:B’z「LIVE-GYM 2019」開催決定、サポートメンバーを一新し全国36公演|音楽ナタリー

規模的にはアリーナクラスとなり、おそらく新譜を引っさげてのアルバムタイトルを付けたツアーということになりそうだ。

だが、このニュースを見たファンには、31年目もB’zが止まらずに活動することの喜び以上に衝撃が走った。

サポートメンバーの一新!B’zの歴史に重大な変化

B’zは本ツアーからサポートメンバーを一新。ブライアン・ティッチー(Dr)、Yukihide “YT” Takiyama(G)、モイーニ・デイ(B)、サム・ポマンティ(Key)という布陣で、新たなサウンドを展開する。
出展:B’z「LIVE-GYM 2019」開催決定、サポートメンバーを一新し全国36公演|音楽ナタリー

おそらく、ライトなファンにはただの「サポートミュージシャンの変更、バックバンドの交代だろ?」くらいにしか思わないかもしれないが、長くB’zの活動を見守っているファンにとってそれはとても重大な出来事なのだ。

近年のB’zは、本来の松本孝弘、稲葉浩志という2組ユニットという枠を越え、バンドという要素で凄みを増していたからだ。

もちろん、90年代の半ば頃から音楽的にもハードロックというものが色濃く出はじめ、サポートメンバーを含めてロックバンドというものを意識していたのは言うまでも無い。

しかしその頃のB’zは、あくまでもバンドはバックやサポートとして特にフューチャーされることはなく「メンバー」として意識するされることは少なかったといえる。

実際、初期の制作から関わったベースの『明石昌夫』が約10年務めた以外は、ツアーごとにだったり割と短期間で入れ替わることが多く、現在のようにライブからレコーディング、またはテレビ出演に至るまですべてを共にするような関係には無かった。

それが変わったというか、転機になったのが2002年。

ドラムの「シェーン・ガラース」に出会ってから、ファンもB’zの2人もよりバンドメンバーの重要性を意識するようになったというところから始まる。

バンドとしての意識が変わった刺激的な2002年-夏-

おそらくファンにとって2002年の「B’z LIVE-GYM 2002″GREEN 〜GO★FIGHT★WIN〜”」は、数あるB’zのライブツアーの中でも特に印象に残るツアーのひとつではないかと思う。

ベースにMr.Bigの『ビリー・シーン』、ドラムにはアメリカで著名なミュージシャンのレコーディングやライブのサポートをしていた、若くてパワフルな『シェーン・ガラース』が参加。B’zのバンドサウンドに厚みと迫力を与え、違いは誰の目にも明らかだった。

また、この年はFIFAの公式イベントでエアロスミスとの対バンが実現、日比谷野外音楽堂(野音)でのライブも開催するなどB’zにとっても熱く充実した夏だったといえる。メンバーからもその充実ぶりが伺え、ドラムのシェーンがツアー終了後、ツアーのポスターを大事そうに丸めながら「家に帰ったら飾るんだ」と嬉しそうに語っている姿がDVDに収録されている。

そうしてこのドラムのシェーンの存在がバンドとしてひとつの形を見いだし、後にベースの『バリー・スパークス』の参加へと繋がっていく。

いつしかブラザーとなったサポートメンバー

ベースのビリー・シーンは、この年限りの特別参加だろうことはメンバーもファンも分かっていた。

そこで、シェーンのドラムに負けない新たなベーシストをということで『バリー・スパークス』が、翌年のアメリカ西海岸ツアー「B’z LIVE-GYM 2003″BANZAI IN NORTH AMERICA”」から参加、シェーンとは『マイケル・シェンカー・グループ』のサポートをしていたこともあり、互いに「兄弟みたいなものだ」と、気心が知れた仲であり、B’zにとってもそういった繋がりが重要なピースになっていった。

その流れでバリーは、日本でもアルバムツアー「B’z LIVE-GYM 2003 “BIG MACHINE”」に参加することに。

だが、その後はシェーンのみの参加となっていた為、その年限りの起用だと思われていたところ、2008年の「B’z LIVE-GYM 2008 “ACTION”」から再び参加、それから現在(2018年)に至るまでシェーンとバリーはリズム隊としてB’zを支え続けてきたのだ。

こうしてB’zは、20周年からの10年間を変わることのない固定メンバーで、ひとつの”バンド”として数多くのツアー、ステージをこなし、ファンもこれがずっと続くものだと…また続いてほしいという感情を抱くまでになっていた。

それもそのはず、気づけばシェーンは約17年、バリーは約10年という半端ではない期間、B’zに関わり、いつしかサポートメンバーという垣根を越え、まさに仲間(ブラザー)となっていたのだから。

後編 ⇒【B’z】サポメン変更で傷つくブラザー(2)

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  1. 2019-2-1

    【B’z】サポメン変更で傷つくブラザー(2)すれ違いはなぜ起こった?その先へ

    まさに晴天の霹靂とはこういうことか。もはやB'zが2組であることさえ忘れてしまうかのような、バンドと…
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