給食の【白玉団子】喉に詰まらせたら誰のせい?子供には予測できない事故も

栃木県真岡市で、給食の白玉団子をのどに詰まらせ、その後、亡くなった小学生の男の子の遺族側が、市に対して損害賠償を求めて提訴していた。

その判決が2日に出たのだが、痛ましい事故にも、責任の所在を追求する遺族側に世間の声は少々厳しいものとなっている。

訴えは棄却

男の子の遺族側は「真岡市が白玉団子による窒息事故の危険性を予測できたのに、配慮をおこたったため、事故を招いた」と主張し、真岡市に対して約8390万円の損害賠償を求めて宇都宮地裁に提訴。

市側は「これまでにも白玉団子を給食に出していたが、窒息事故はなく、危険性を予測できない」と主張し、争われて4年、「白玉団子に食品としての危険性はない」と判断した宇都宮地裁が下した判決は、遺族側の訴えを「棄却」するというものだった。

この判決のニュースにSNSなどでは一時、トレンドにもなるほどの注目を集めた。

必ず誰かに非があるものなのか?

生きていれば危険のリスクはどこにだってある。それは子供に限らず老若男女すべての人に。

それは、相手があるもの、また、そうではないもの。

もちろん、大人には危険ではなくても、子供には危険なこともあるため、世の中や大人が気を配るべきだが、いくら注意を払っても危険が0になることはない。

今回は「白玉団子」いう食品による事故だが、一般的に、小学生が食べるものとして危険という認識はあるのだろうか。

食べ物の状態に気を付けるのは、せいぜい5歳くらいまでだと個人的には思うが、小学生の子供(7歳以上)に対して、家庭でも注意を払う必要を多くの人が感じるのならわかるが、子供が「お団子食べたい~」って言ったら「危ないからダメ!」っていう親はおそらく少ないだろう。

どんな食品(食材)であれ、のどに詰まらせるリスクはあるし、ごはん(お米)を詰まらせて亡くなるケースもごくごく稀ではあるが、過去には起きているはず。

その僅かな確率で起こってしまった事故で、危険性を予測できなかったのかと言われると、結局は提供した側がすべて悪いことになってしまう。

マクドナルド・コーヒー事件

これはアメリカのマクドナルドで、ドライブスルーから購入したコーヒーを、車内でこぼしてしまい火傷を負ったということでマクドナルドを訴えたもの。

こぼしたという直接的な原因は本人にあるが、熱すぎるコーヒーを出したマクドナルドにも過失があるとされ、約3億円の支払いを命じる判決が下されたという都市伝説級の出来事だ。

だが、この事件は3億円という高額な賠償額だけが独り歩きをしてしまったようだが、実際は火傷もかなり重症だったようで、マクドナルドの初期対応の悪さも話をこじらせた原因とされる。

また、賠償額もその後、減額されているようで、実際には数千万程度で和解が成立したようだ。

それでも、アメリカという訴訟大国で起きた象徴的な事例として語り継がれている。

こうした「ホットコーヒーは熱い」という当たり前のことで訴えられてしまうのは極端な例だが、アメリカではこういった訴訟を恐れて、なんでも過剰なほどの「注意書き」をしてリスクを避けているのだ。

それこそ、今回の白玉団子に限らず、すべての食事でのどに詰まらせたり、気管に入ってしまったりと事故は起こってしまう可能性はあるのだから、提供する側の責任を問えば、すべてに「この料理は落ち着いてゆっくりと、しっかり噛んで食べてください」といった、注意書きをしなければならなくなるだろう。

少なくとも、こういったことは家庭で子供に注意しておくべきだと思うが・・・

遺族側は何を求めるのか

今回の判決に対して遺族側の反応は・・・

「こういう結果になったのは現実あると思うんですけど。多分このままだと、また変わらないっていう」「行政の中で変わっていかないと、事故が起きそうという気が自分はあるので、それを防ぐには行政がちゃんと色々なことに取り組んでやってもらいたいというのが一番」

出典:日テレニュース24

普通に考えて、現在でも栄養士や調理師は十分配慮していると思うのだが、それを「行政の中で変わっていかないと」とか「防ぐには行政が色々なことに取り組んでやってもらいたい」とか、どこに怒りがあって、何を正したいのかが良くわからない。

少なくとも、誰かに重大な過失があったとは思えない事例だが・・・

確かに、事故が起こってから意識を失って3年間、亡くなった男の子やその家族の苦労や、つらい気持ちは分かる。だが、誰にも落ち度がなかったとしても事故が起きることもある。

結局、市を訴えて、たとえ損害賠償が認められたとしても、支払われるお金は税金ということになり、それは、世論を味方に出来るような事例でなければ、遺族側の家族にも風当たりは強くなってくるだろう。

この裁判結果には世間的にも反響は大きい。遺族側は控訴する方針のようだが、今のところ判決は妥当という意見が大半だ。

子供は社会が守らなければならない

これが大前提だが、どんなに配慮をしても大人が予想も出来ない事故は起こってしまうもの。

給食に話を戻せば、白玉団子が好きで楽しみにしていた子供もいるだろう。

現場は難しいところで苦労もあるはず。先日、食育に熱心に取り組む調理師や管理栄養士をある番組で見たが、子供たちの事を真剣に考えて作る給食に感心してしまった。

事故のリスクを避けて、使える食材やメニューが排除されていくのも寂しい限り・・・栄養だけ取れれば良いなら、いっそ全部砕いて離乳食のようにすれば安全なのだろう。結局、何かあった時の問題を避けようとすれば、極端な話、世の中がそういった方向に行くしかなくなる。

そんな残念な世の中にならないように、食べ方を含め、色んな意味で食育は大事なんだと思うが・・・

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